イントロダクション
ライアン・マーフィーとブラッド・ファルチャックによって製作されたアンソロジーホラーTVシリーズの第11弾!
今回、珍しくサスペンス寄り、ドキュメンタリー寄りのストーリーで勝負。LGBTQコミュニティばかり狙った連続殺人事件が発生し、パトリック・リード刑事と、彼の恋人で記者のジーノ・バレッリらが殺人鬼を追う。当然のごとく、時代背景など当時アメリカが抱えていた社会問題も反映されていて、製作陣のメッセージ性は強く、今までのアメリカン・ホラー・ストーリー(AHS)シリーズと少しテイストの違う作品になっている。
またシリーズの常連、エヴァン・ピーター、サラ・ポールソン、フランセス・コンロイはお休み。舞台などで活躍している実力派俳優陣がAHSに初登場し、例の独特の世界観を見事に作り上げている。
舞台は1980年代のニューヨーク。犯罪が最も多かったこの時代の「闇」に迫る。
#1:首無し死体が見つかる。LGBTQの人たちが差別を受け、彼らの人権が軽視されていたこの時代、LGBTQ関連の犯罪は警察も積極的な捜査をせず、ただただ被害が広がるだけだった…。黒いレザーマスクを被った怪しい男に襲われ、行方不明になった友人を探していたアダムは警察へ捜索を依頼をするが、まったく相手にされず、自分で探すことに。また警察官でゲイであることを隠しているパトリックの恋人で、記者のジーノは独自でこの「ゲイ狩り」について調べ始めるが…。主演2人はAHS初出演。
10年ぶりに再出演する役者など、個性豊かな俳優陣で挑む今シーズン。
常連のビリー・ラード、レスリー・グロスマン、そして10年ぶりにザカリー・クイント(写真)がAHSにカムバック! 主演を演じるカップルの2人、ジョー・マンテロとラッセル・トーヴィは今回なんとAHS初登場。まるで常連かのごとく、AHSのダークな世界観に馴染み切った演技を披露。以前、ライアン・マーフィーがドラマ『POSE』の制作時に、キャスティングに関して「ストレートの男性がトランスジェンダーを演じる時代はもう終わり」と公言したように、今回もそれぞれが演じる役のジェンダーと、プライベートのジェンダーがほぼ一致している。
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キャスト
【パトリック・リード】ラッセル・トーヴィ
【ジーノ・バレッリ】ジョー・マンテロ
【ハンナ・ウェルズ】ビリー・ラード
【ヘンリー・グラント】デニス・オヘア
【バーバラ・リード】レスリー・グロスマン
【サム】ザカリー・クイント