イントロダクション
「嘘を見抜く能力」を持つ主人公チャーリーが全米を巡りながら、様々な事件の真相を暴く。現代版「刑事コロンボ」とも称される傑作スタイリッシュ・ミステリードラマ!
あなたの嘘、バレてます――
ネバダ州のフロスト・カジノでカクテル・ウェイトレスとして働くチャーリー・ケイルには、他人の“嘘”を感じ取る特異な能力があった。その力に目をつけたカジノオーナーの一人息子・スターリング・フロスト・Jr.は、彼女にある任務を持ちかける。だが同じ日、チャーリーの親友で清掃員のナタリーが殺されてしまう。友人の死に強い違和感を覚えたチャーリーは、事件の真相を追い始め、やがて核心にたどり着くが、この出来事をきっかけに、黒幕に命を狙われる身となってしまう。
追手から逃れるため、チャーリーは愛車プリムス・バラクーダを走らせ、全米各地を転々とする日々へ。ある時はメタルバンドのツアースタッフ、またある時は老人ホームの職員として、職を変え、住む場所を変えながら、行く先々で殺人事件に遭遇する。“嘘を見抜く力”を武器に、巧妙なトリックや動機の裏に隠れた真実に迫っていくチャーリー。1話完結・倒叙形式で描かれる、嘘を暴く新感覚クライム・ミステリー!
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見どころ

犯人は最初からわかっている…。でも、どう暴くかが面白い!
本作最大の見どころは、『刑事コロンボ』や『古畑任三郎』と同じく、倒叙ミステリーというスタイルを採用している点。物語の冒頭で犯人が明らかになり、事件の真相を“逆から”紐解いていく構成で描かれる。王道ミステリーが「フーダニット(Who dunnit)」=「誰が犯人か?」に焦点を当てるのに対し、本作は「ハウキャッチャム(How catch ’em)」=「どうやって犯人を追い詰めるか?」に重点を置いているのが大きな特徴。相手の嘘を感じ取る能力を持つチャーリーが、「Bullshit(ウソだね)」と感じた違和感をきっかけに事件が解き明かされていく。トリックや動機をどう暴くのか…、その過程こそが本作の醍醐味!

嘘と真実、正義とは何か。
注目すべきは主人公の「チャーリー・ケイル」は一体何者なのかということ。彼女は警察でも、探偵でもない、もちろん権力もない。危険を冒してまで、なぜ彼女が犯人を追うのか。それは彼女の「正義」から来るもの。殺人の罪から逃れられると信じている権力者・悪党に挑む、彼女の良心と正義を描いているのがこの作品。現代に蔓延る腐敗した権力者やあらゆる理不尽な出来事を通して、誠実さとは何かを問いかける。そして舞台は現代だが、登場する車やファッションはヴィンテージ。音楽も雰囲気もなんだかレトロ調で、ストーリー構成も倒叙ミステリーと古典的。しかし、核心に迫る部分は現代的で鋭い。この懐かしさと斬新さの中で真実を追うチャーリーの人間的な魅力にも注目して観ていただきたい!
ライアン・ジョンソン×ナターシャ・リオンの新たな代表作に。
企画・製作総指揮を務めるのは、『ナイブズ・アウト』『グラス・オニオン』で現代ミステリーの潮流を築いたライアン・ジョンソン。そして主人公チャーリー・ケイルを演じるのは、『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』などで知られるナターシャ・リオン。ジャンルの枠にとらわれず、シリアスとユーモアを自在に行き来する演出と演技の相性は抜群。クセのあるキャラクターを独特のテンションで演じたリオンは、本作で第75回プライムタイム・エミー賞 コメディ部門主演女優賞にノミネートされるなど、高い評価を獲得! さらに2023年2月、放送開始直後にシーズン2の制作が決定。名匠と個性派女優のタッグが生んだ、いま最も注目すべき話題作間違いなし!

毎話が事件、毎話が映画。豪華ゲストが次々登場!
本作は1話完結型の構成で、チャーリーが旅先で出会う事件を描くスタイル。各話に登場するゲスト・スターの顔ぶれがとにかく豪華。第1話のエイドリアン・ブロディにはじまり、クロエ・セヴィニー、ステファニー・スー、ニック・ノルティ、ジョセフ・ゴードン=レヴィットなど、主役級の俳優たちが次々と出演。チャーリーと不思議な縁でつながるFBI捜査官役にはサイモン・ヘルバーク、彼女を追う謎の殺し屋をベンジャミン・ブラットが熱演。そしてカジノのオーナーにはロン・パールマンという抜群のキャスティングも見逃せない!
さらには、日本語吹替版にも注目。チャーリー役の小林ゆうをはじめ、井上和彦、三宅健太、高山みなみら豪華声優陣が集結!洋画ファンもアニメファンも楽しめる吹替クオリティも大きな魅力のひとつ。
キャスト
【チャーリー・ケイル】ナターシャ・リオン(小林ゆう)
【クリフ・ルグラン】ベンジャミン・ブラット(加瀬康之)
【ルカ・クラーク】サイモン・ヘルバーク(橘諒)
【スターリング・フロスト・Jr.】エイドリアン・ブロディ(井上和彦)
【スターリング・フロスト・シニア】ロン・パールマン(廣田行生)