ザ・ルーキー シーズン5

エピソード

1. 第1話 放たれた恐怖（Double Down）

   ノーランは国境近くに派遣された際の活躍が評価され、本部長からゴールデン・チケットを授与される。一方、新たな罪状で連続殺人犯ロザリンド・ダイアーの公判が開かれることになった。厳重な警戒態勢の中、ロザリンドは裁判所に護送されるが、ビルの火災騒ぎに乗じて警備をすり抜け逃走してしまう。一方、ティムとルーシーは自分たちにうり二つのジェイクとサヴァに成り済まし、麻薬密売人逮捕のため潜入捜査を行なう。

2. 第2話 史上最強の出産（Labor Day）

   ノーランは指導巡査の試験に合格し、正式認定を待つばかりだ。その間、産休に入ったハーパーの代行で指導することになったアーロンとパトロール中に通報が入る。保安官代理のギャレットが自宅車庫で一酸化炭素中毒により死亡していたのだが、他殺の可能性を調べることに。一方、新居に引っ越し、自宅出産に向けて準備を進めるハーパーだが、陣痛が始まったところで近所の騒音に悩まされる。さらには銃声が聞こえて……。

3. 第3話 暴走ルーキーの指導法（Dye Hard）

   ノーランは正式に指導巡査となり、新人巡査のセリーナ・フアレスの訓練を受け持つ。初日からパトロールの運転を任されたセリーナは、「邪気を感じる」と年配の女性の車を強制停止させ、トランクを開けるよう命じる。正当な理由がない捜索のためノーランはセリーナを止めようとするが、トランクから血痕が見つかる。血痕は失踪していた女性ジル・バスキンのものと判明。しかし違法な強制捜索で発見した血痕には証拠能力がなく……。

4. 第4話 殺人鬼のレガシー（The Choice）

   ベイリーがロザリンドの罠にはまり、とある空き家の地下に埋め込まれたタンクの中に閉じ込められてしまう。タンクにはさまざまな仕掛けが施されているため救出することができない。その時、ノーランのケータイにロザリンドから、ベイリーを救えるのはあなただけ、と連絡が入る。周りに知らせず自分の所に来るよう命じられたノーランは、用意された車で向かう途中、わざと事故を起こして後続車の運転手に名刺を渡す……。

5. 第5話 LAPD 病院大集合（The Fugitive）

   職場復帰した初日、ベイリーは交通事故に対応する。事故の被害者ロブの腹部には銃創があった。ロブは事故に遭う前に殺人を犯しており、病院前に着くなりベイリーの同僚にケガを負わせると病院内に逃げ込む。一方ティムは、強盗犯を捕まえた際の腰の痛みが、過去に受けた銃弾の破片が神経を圧迫しているせいだと分かり入院。そして食中毒にかかったグレイと、殺人犯を捕まえるためにノーランとセリーナも病院にやって来て……。

6. 第6話 呪われた金（The Reckoning）

   ノーランとセリーナが通報を受けて銀行に赴くと、メイシーという女性が犯罪に関係する紙幣を預金しようとしていた。その直後、路上のゴミ箱で大量の紙幣が燃やされ、そこから旧式の追跡装置が見つかる。紙幣も追跡装置も10年前に麻薬取締局が囮捜査に使った物だった。その捜査は失敗し、潜入捜査官ロバート・バックリーが謎の死を遂げていた。LAPDは当時のロバートの相棒リンドとともに、真相究明を目指す……。

7. 第7話 殺された死体（Crossfire）

   酒店の店主が殺された。犯人は女性ばかりのギャング団「ダブルR」ことロウェナ・レイザーズのメンバーのようだ。リーダーのシャナに目を付けたロペスとハーパーは、ルーシーをダブルRに潜入させて内情を探ろうとする。一方ティムとアーロンは、アルシアとタビンの親子ゲンカを仲裁する。タビンに懐かれたアーロンは、タビンの姉ヴィナがダブルRのメンバーと知り、タビンの協力を得てルーシーとヴィナを引き合わせてもらう……。

8. 第8話 車を止めるな！（The Collar）

   ノーランとセリーナはパトロール中に暴走する車を発見する。運転しているのは爆弾付き首輪を取り付けられた女性だった。彼女は首輪を装着させた犯人から、車を止めたら首輪が爆発すると脅され、必死に車を走らせ続けていたのだ。また、ティムとルーシーも同じように首輪を取り付けられた男性を発見。しかし彼は自力で首輪を外し、その証言から犯人の名前が判明するが……。

9. 第9話 消えた娘の謎（Take Back）

   グレイ夫妻はニューヨークで大学に通う娘ドミニクを訪ねる。しかし、約束の時間になっても待ち合わせ場所にドミニクが来ないため、夫妻は寮の部屋に向かう。ルームメイトから娘の昨晩の行き先を聞き出した夫妻は、彼女の足取りを追うごとに自分たちの知らない娘の顔を発見し、不安を募らせていく。グレイはNYPDに協力を仰ごうとしたが、行方不明者の捜索は12時間を経ないとできないと言われ、自力で捜すことに……。

10. 第10話 奪われた機密（The List）

    ハーパーとジェームズは娘の学資積み立ての相談をしに銀行を訪れる。そこで連続銀行強盗犯トッド・シェリフを見かけたハーパーは、ひそかに応援を呼んでトッドと共犯のロジャーを逮捕しようとする。しかし、銃を持った客が無謀にも私人逮捕をしようとしたことから銃撃戦に発展、2人を取り逃してしまう。捜査にはFBIが協力することになり、その調査でトッドが何者かから50万ドルの送金を受けていたことが分かる……。

11. 第11話 悪の所業（The Naked and the Dead）

    ロペスの兄で神父のダミアンがミッドウィルシャー署を訪れ、ギャングから足を洗いたいマテオという若者が行方不明なので捜してほしいと言う。マテオのケータイ発信情報をたどって廃ビル内を捜索したロペスたちは、壁の中からマテオら複数の遺体を発見する。死んだのは全員がクインランの手下であり、ロペスは縄張り争いで対立するモーゼス一味の犯行とみる。モーゼスは関与を否定したものの、クインランはいち早く報復に出て……。

12. 第12話 招かれざるドナー（Death Notice）

    受刑者オスカーが腎臓病の娘アシュリーに腎臓を提供するため病院に移送される。大勢の警官らとともにその警護に当たったノーランとセリーナ。しかしセリーナはオスカーを見るなり、「あなたは死ぬ」と予言する。一方のイライジャが陰で糸を引いていると思われるギャング同士の抗争では、当事者のため捜査に加われないロペスが武器密売人セラーノの悪事の現場に張り込む。ロペスは仲間に内密で、ある情報を得ていた……。

13. 第13話 停電は犯罪の始まり（Daddy Cop）

    ロサンゼルス市内では熱波襲来で電力が窮迫したため、輪番停電が実施されている。熱波のときに大切な「CHEAP（チープ）」をセリーナが覚えておらず、グレイがパトカーに同乗して訓練の進捗状況を見ることに。一方、ノーランとアーロンは警察署内の発電機を壊し仲間を逃がそうとしたケンダルら2人を逮捕する。減刑を期待したケンダルからゴーストガンの密売人情報を得たメトロはロペスたちと囮捜査を行なうが……。

14. 第14話 メトロの新米（Death Sentence）

    タマラがベビーシッターとして働く家で、両親が子どもを残したまま行方不明になる。タマラの通報でルーシーとアーロンが駆け付けると、父親デオンだけが帰宅し、母親ソニアは急用で実家のあるオハイオ州に行ったと言う。それをうのみにできないルーシーはロペスに捜査を依頼する。一方デスクワークを離れ、メトロポリタン部門に配属されたティム。新米の洗礼を受けながら、ソニア奪還作戦を指揮することに……。

15. 第15話 迷惑な遺産（The Con）

    イライジャがリヴァス判事の殺害に関与したと疑うFBIのガーザは、LAPDと協力してイライジャに罠を仕掛ける。ロペスは、アブリルの動向を流す代わり家族に手を出さないよう取引を持ち掛けるが、用心深いイライジャは応じない。一方、母親が亡くなったという知らせを受けたノーランとベイリーはペンシルベニア州フォックスバーグに帰郷する。実家を訪ねると、母親が詐欺行為のために仕入れた商品が山積みになっていた。

16. 第16話 悪夢のバレンタインデー（Exposed）

    今日はバレンタインデー。この日が1年でいちばん危険な日というノーランの言葉通り、恐ろしい事件が相次ぎ発生する。ルーシーの潜入捜査訓練所での同期ノアは、民兵組織「アーミー・オブ・フリーダム」に潜入している。ある夜、ルーシーがノアのSOSを受けたことからLAPDが捜査に協力することに。この組織が最近、実験設備と化学物質を調達したらしい。そして組織のメンバー、ヴィンスから助けを求める通報が入り……。

17. 第17話 敵か味方か（The Enemy Within）

    イライジャはグアテマラのアブリルと手を組み、麻薬密売網を広げつつある。敏腕弁護士モニカのおかげでリヴァス判事殺害の罪に問われずに済んだものの、FBIに事務所を捜索されたことに腹を立て、イライジャはモニカに命の危険をちらつかせる。脅されて保身を図るモニカはLAPD・検事局側にも取り入ろうと、イライジャがアブリルの部下デイリンと大量の麻薬取引をする日時と場所をグレイとハーパーに伝えるが……。

18. 第18話 ディムとジューシー（Double Trouble）

    ティムとルーシーにうり二つの無法者カップル、ジェイクとサヴァのことを聞きつけ、おなじみのドキュメンタリー番組の取材班がやって来る。しかし、取材開始後すぐにサヴァからジェイクが失踪したと緊急通報が入る。刑期を終えたジェイクはサヴァと富豪のボードレール家に雑用係とベビーシッターとして住み込みで働いていた。ところが、ジェイクが突然姿を消したのだ。その後ジェイクは大型ゴミ箱の中で遺体で発見される……。

19. 第19話 心の空白（A Hole in the World）

    今日はかつてセリーナの妹ブランカが誘拐された日だ。ロペスはその事件の数年後に2件の類似事件が発生していたことに気付く。3件とも同じ日付、被害者は外で遊んでいた女児、いずれの母親にも薬物の乱用歴があった。そこへ新たな誘拐事件が発生する。被害者は6歳のオリヴィア。グレイはブランカ事件を担当した元刑事から、当時被疑者として浮上したものの立件には至らなかった性犯罪歴のあるドリュー・ヘスロヴの名前を聞く。

20. 第20話 不幸を呼ぶ男（S.T.R.）

    追跡屋ランディはエミリー・ジョンソンという女性の依頼で、彼女にストーキングをしていたネルソン・フリスクを脅しに行く。しかしフリスクは自宅で殺されていた。第一発見者であるランディにかかる嫌疑を晴らすため、ハーパーとノーランが捜査を開始する。ネット荒らしが趣味のフリスクは多くの人に恨まれていた。そんな中、エミリーも殺害される。再び第一発見者となったランディにまたしても疑惑の目が向けられ……。

21. 第21話 胴体だけの難事件（Going Under）

    出所した犯罪組織のボス、フランク・テスカには、弟エド殺害の嫌疑がかかっている。フランクがゴーストガンを密造して資金源にしているとの情報を得たグレイは、ゴーストガンの原料のプラスチック素材を製造する会社にルーシーを潜入させ、おとり捜査を行なうことに。一方、「ノースハリウッドの胴体事件」を捜査するハーパーのもとに、切断された腕が見つかったとの情報が入り、ノーランとセリーナが検視官のところへ赴くが……。

22. 第22話 襲撃（Under Siege）

    アーロンとセリーナが「ダンジョンズ＆ドラゴンズ」を夜通しプレイした後、明け方4時に家に向かって歩いていると、路地裏から怪しい物音が聞こえてくる。2人が見に行くと、不気味な仮面の男3人が待ち伏せていた。アーロンは撃たれセリーナは頭を殴られる。セリーナを殴った男は、去り際に彼女の耳元でメッセージを言い残した。病院に搬送されたセリーナは脳震とうを起こしながらもノーランにその内容を伝え……。