LAW & ORDER: 性犯罪特捜班 シーズン25

エピソード

1. 第1話 わずかな希望（Tunnel Blind）

   15歳の少女マディが、両親と買い物をしている間に忽然と姿を消した。現場に到着したベンソンはマディの写真を見て、マディの乗った車とすれ違っていたことに気づく。その車はペンシルベニアで乗り捨てられており、車内からマディの腕輪が。やがて、マディのサッカーの練習を見ていたゴードンという男が容疑者に浮上するが、家宅捜索を行ってもマディの痕跡は発見されない。そんななかマディそっくりのラブドールが見つかり…。

2. 第2話 罪悪感の行方（Truth Embargo）

   覆面を被った未成年の集団が衣料品店を襲って品物を盗むという事件が勃発する。その際、水着の試着中だったナタリーが、集団の１人にレイプされた。レイプ検査でDNAは検出されず、現場からは有力な物証も見つからない。ナタリーは当初、犯人の顔を見ていないと供述するが、防犯カメラには犯人が覆面を取る様子が映っていた。さらには強盗の最中にライブ配信を行った強盗犯トラビスの隣に、レイプ犯が映っていることが分かる。

3. 第3話 人生最高の夜（The Punch List）

   美容皮膚科医のレイは友人に約束を反故にされ、1人でクラブに行く。偶然知り合った若者２人と飲んだ翌日、空きビルの一室で目覚める。一方、バイトでコールガールをしているテスがSVUにレイプを届け出る。だが自分は被害者ではなく加害者だと言う。フィンたちが捜査を始め、配車アプリのデータからレイにたどり着く。レイは何も覚えていなかったが、男性２人とATMで現金を下ろし、買い物をする姿が防犯カメラに映っていた。

4. 第4話 報告の義務（Duty to Report）

   行方不明のマディの件で苦しむベンソン警部はセラピーを受けるが、担当セラピストから患者が性的暴行を受けたかもと相談を受ける。被害少女はマクグラス刑事局長の娘、シェイだった。当初、家庭教師が疑われるがシェイの証言はウソだと判明する。真犯人は意外な人物だった。自分の娘が被害に遭ったことで激高するマクグラスは警官としてあってはならない行動を繰り返し、ベンソンは内務監査部に報告せざるを得ないのだった。

5. 第5話 ゾーン･ルージュ（Zone Rouge）

   ピッツバーグ発の列車に父親らしき男と乗車している少年。酩酊状態の彼を見た後ろの乗客は薬物依存症だと考え携帯で撮影する。父親がトイレに行っている隙に少年は、その乗客に「NY市警に通報」というメモを渡し、事態は一転。通報を受け写真を見たベンソンは、１ヵ月前に行方不明になった少女マディだと言い出す。ピッツバーグSVUと児童誘拐対応エキスパートのサイクスFBI捜査官と共に州をまたいだ大規模な捜索が始まる。

6. 第6話 世界旅行（CAROUSEL）

   シンガポールからの旅行者リアが、宿泊していたホステルでレイプされた。SVUは事件当夜にリアと一緒に飲んでいた男性の特定を急ぐ。ホステルにリアを運んだ白タクの運転手は、男性２人がリアと共に乗車し、途中で降りてバスに乗り換えたと供述。バスの乗客名簿から、ケンブリッジ工科大学の優等生フレッドとヘイデンだと分かる。２人はナンパ目的でNYを訪れたことを認めるが、レイプは否定。SVUは余罪を疑い、調べ始める。

7. 第7話 破滅の可能性（Probability Of Doom）

   リサ･ミラーという女性が、共同親権を求める元夫ウェインを逮捕してほしいと訴えに来た。ウェインはパソコンで児童ポルノを見ていたのだ。だが彼の宿泊施設に突入したフィンたちは、切断されシートに包まれたウェインの死体を発見する。彼の車に追跡装置が仕掛けられたことが判明し、さらにビニールシートにくるまれた別の死体が発見される。一方、ベンソンは昔、救出した少女マリアに会うべく、警察学校の卒業式に参加する。

8. 第8話 サードマン現象（Third Man Syndrome）

   コロンビアから来た青年ハビエルは、いとこのマテオと共に路上で乱暴な３人に絡まれる。性差別的な中傷を浴びせられ、ハビエルはバットで暴行を受け重傷を負う。マテオは不法滞在が知られるのを恐れてその場から逃げてしまった。ベンソンらは事件を目撃していたホームレスや広場恐怖症のアンの協力を得て犯人逮捕に迫る。ハビエルは路上に倒れていた時に手を握ってくれた男性がいたと言うが、いくら捜しても見つからないのだった。

9. 第9話 森に潜む獣たち（Children Of Wolves）

   夜の公園で少女２人が不良グループに襲われた。そのうちの１人ロージーは瀕死の状態で発見され、もう１人の少女シドニーは行方をくらませていた。SVUはシドニーが犯人に連れ去られたと断定。そこへシドニー本人から継母のもとに電話がかかってくる。犯人に強要されていると気づいたベンソンはNY市警を挙げて捜索を続ける。ベンソンの息子ノアはインターネットの情報で実父の名前を知ってしまう。果たしてベンソンの対応は…

10. 第10話 トラウマとの闘い（Combat Fatigue）

    マディ誘拐事件の公判で被告人のジョージに有罪の評決が言い渡された。しかしその直後、陪審員の１人のデントという若い女性が自分の意見は無罪だと主張。デントはジョージに操られている恐れもあり、裁判長は審理無効を決める。担当検事補のカリシは陪審員の選抜からやり直すことに。そんななか、トラウマに苦しむマディが実はジョージから性的虐待を受けていたと告白。カリシは性的虐待罪を罪状に追加して２度目の公判に挑む。

11. 第11話 狙われた新婦（Prima Nocta）

    新婦が結婚式から逃げ出したとSVUに通報が入る。署に遊びに来ていたロリンズとベンソンが向かうと、新婦は前夜にレイプされたと訴える。犯人はシーツやパジャマを奪い、“お前は俺を忘れない”と言い、立ち去っていた。容疑者は見つからなかったが、検出されたDNAが半年前の未解決レイプ事件と一致。式前夜の新婦を狙う連続レイプ犯の疑いが浮上する。捜査に進展がない中、１年前にも同じ手口の事件があったとの情報が入る。

12. 第12話 拠点型（Marauder）

    1997年に妹クリスタルが失踪したことで自分を責め続けるシャナ･サイクス捜査官。児童誘拐対応のエキスパートとして行方不明児童を捜索する彼女だが、妹だけは捜そうとしない。見かねたベンソンがクリスタルの事件を調べ直すと、他にも同様の少女行方不明事件が複数存在することに気づく。サイクスには知らせずに連続少女誘拐殺人事件として再捜査を開始すると、20年以上前では見つからなかった証拠にたどり着くのだった。

13. 第13話 針金ハンガーのレイプ魔（Duty To Hope）

    NYで連続レイプ事件が発生。犯人は独身女性ばかりを狙い、手首を針金ハンガーで縛っていたことから「針金ハンガーのレイプ魔」と呼ばれた。新任の審理課課長のラッセルはベンソンやカリシに早期解決のプレッシャーを与える。被害者宅のガラス窓に残されていた指紋から市の衛生局職員ヘッジズが容疑者として浮上。逮捕から異例のスピードで起訴される。しかし彼が拘束中にも関わらず、まったく同じ手口のレイプ事件が発生した。