法医学医 ダニエル・ハロウ シーズン2

エピソード

1. 第1話 心の奥底から（Ab Imo Pectore）

   狙撃され緊急搬送されたハロウは、瀕死の重傷から回復し、強引に退院してしまう。そして、バーで出会った女性と一夜を共にするのだが…。その後、職場に復帰したハロウは、幼い子どもを残し亡くなった母親の事件を単独で調べる一方で、自分を撃った犯人を見つけ出そうとする。

2. 第2話 挑戦なくして成功なし（Audere Est Facere）

   恋人と新しい生活を始めた矢先、薬物所持の容疑で逮捕されたファーンは親と暮らすことを条件に保釈される。怪しい電話を受けたハロウは、娘の身を案じて母親と暮らすように言う。そんな中、高層ビルから飛び降りた2人のベースジャンパーが落下して死亡。事故死とも思われたが、ハロウは経験豊富な２人のパラシュートが開いていなかったことに疑問を感じる。

3. 第3話 自然犯（Malum in Se）

   郊外にある住宅の地下室の壁からミイラ化した遺体が発見された。検死の結果、肋骨と胸骨が左右対称に折れていることが分かり、心肺蘇生が試みられた可能性が浮上。さらに、被害者以外の毛髪が発見される。一方、自分を狙撃した犯人が15年前に収監されたフランシス・チェスターではないかと疑うハロウは、彼が刑務所で死亡したという事実が信じられず、死体検案書を取り寄せることに。

4. 第4話 病人の夢（Aegri Somnia）

   クイーンズランド州北部、ポートアスターのビーチで四肢を噛み切られた男性の遺体が発見され、ハロウとグレイスは、現地に飛ぶように指示される。地元の自然保護官がサメの被害に遭ったと思われたが、体内からイルカンジというコブラの100倍の猛毒を持つクラゲが検出され…。一方、ハロウの勘を信じて単独で捜査を進めるサイモンは、チェスターに迫りつつあった。

5. 第5話 最初から（Ab Initio）

   所長から呼び出されたハロウとフェアリーは、フェリーから転落した溺死体と対面する。それは彼らが良く知る身近な人物だった…。この案件から外されたハロウは、浴室で感電死した男の事件を担当することに。しかし、被害者２人はあるバーで出会っていた。

6. 第6話 翻意の機会（Locus Poenitentiae）

   ２人が死亡、１人が重体となる自動車事故が発生し、ハロウはフェアリーとともに西部に派遣されることに。その町はフェアリーが生まれ育った故郷だった。死亡した一人は、夫婦でベーカリーを営むダイアンで、夫のボブは重体だった。交通量が多くない道路で２台の車が正面衝突したことに疑問を持つハロウ。そして、ボブとダイアンの車にもう一人乗っていたことが判明し…。

7. 第7話 死者をむち打つな（Parce Sepulto）

   一連の事件の真相に近づいたファーンが、放火の容疑で逮捕された。ハロウはチェスターが生きていることを証明するため、遺体を掘り起こしたいと申し出るが、彼の解剖を担当したのは州でトップの法医学医で、検視局長が許可するとは思えなかった。そんな中、ハロウはテイラー・フォードという代替医療を推奨する有名ブロガーが死亡した事件を担当する。

8. 第8話 暗黙のうちに（Sub Silentio）

   エジプトへ返還しようとしていた石棺の中からハワード・ホブソンの遺体が発見される。棺とその中に収められていたミイラは、彼の祖父が収集したものだった。グレイスとフェアリーは、鑑識助手として試用されたエドウィナと遺体を調べる。一方、申請書の署名を偽造し停職処分となったハロウは、許可なくチェスターの墓を掘り起こすことに。だが、その最中、何者かに襲われて棺の中に閉じ込められてしまう。

9. 第9話 落ちることはたやすい（Facilis Descensus）

   自分を殺そうとしたのはフランシス・チェスターだと主張するハロウ。しかし、何も証拠は残されていなかった。ファーンも必死にチェスターに襲われたと証言するが、不利な証拠しか出てこない。そんな中、ファーンの恋人カランが事故に遭って、危険な状態だと連絡が…。疑問が残るグレイスは、チェスターの遺体を再調査したいとニコルズに相談する。

10. 第10話 家長（Pater Familias'）

    ハロウの精神状態から彼の主張を信じられないものの、彼の身近な人たちに不穏な事故が多発していることに疑問を感じるニコルズ。そんな中、本人と周囲に対する脅威だと判断され、ハロウに精神科病棟への強制入院命令が出てしまう。逃亡するハロウは、チェスターが生きているという証拠をつかむが…。そして、グレイスはある真実にたどり着く。